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【しごとコレクション】

自分に合いそうな仕事・興味の湧く仕事を集める

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営業コンサルタント(自動車営業)

あさの たいち

浅野 太一さん

24歳・石岡第一高等学校出身

  • 3次産業
  • Border Vol.3
  • 営業コンサルタント(自動車営業)
  • 小売
  • 男性
  • 茨城県南

営業の醍醐味はお客様にご購入頂いたとき、自分を信用してもらえたことがうれしい

取材者からの紹介

大学卒業後、入社。現在入社2年目。1年間のガソリンスタンド勤務を経て輸入車の営業に異動。高校の頃から人と関わる仕事がしたいと考えており、入社当時から営業を希望していたが、2年目にして実現。

趣味は読書でミステリーが特に好き。寝る前に読んで夢中になってしまい眠れなくなることも。

人と関われる仕事がしたい

高校時代は、何をしたいかというのも特にはなく、就職とか将来のことは正直考えていなかったですね。高校の半ばぐらいから、とりあえず人と関われる仕事がいいかなと。人と話して、ご契約を頂いたり、物をつくり上げることができたらいいなと考えていました。

大学進学後は、就職は茨城県内ですると決めていて、実際に採用試験を受けたところは営業が多かったですね。例えば薬のルートセールスとか、お菓子の卸売ですとか、銀行も受けました。やっぱり営業というか、知らない人と「はじめまして」って言って、最初は何か堅苦しい感じなんですけど、そこからだんだん打ち解けていって、会話がほぐれて笑顔が出てくるのが楽しいんですよね。最初は私もですけど、お互いに緊張してるんですよ。それが時間が経つにつれて笑顔が出てくるのが楽しいですね。

最初から希望通りにいかない

うちの会社は、自動車の販売店や、ガソリンスタンドなどの店舗がいくつかあり、内定をもらって、入社するまでに何回か配属の希望を聞かれました。その時点での希望は営業で、自動車の販売店での営業を希望していましたけど、最初から希望通りの部署に行けるとは思っていませんでした。最初の配属はガソリンスタンドだったんですけど、「ここで接客の基本を勉強しよう」という気持ちで、特に抵抗もなかったです。スタンドではつなぎを着て帽子をかぶりアルバイトの方と一緒になってお客様の車のケアやオイル交換、タイヤ交換をしました。アルバイトの方はやらない、事務処理などの業務もやりましたね。

スタンドを5年ぐらいは覚悟していたので、2年目で自動車販売の営業に異動できたのはうれしかったです。うれしい反面、急だったので気持ちの面での準備ができてなかったですね。1年目が終わる、3月の半ばに、「4月から輸入車の営業をやってくれ」と言われたんですけど、輸入車の営業は考えていなかったので、はじめは冗談かと思いました。ドッキリじゃないかって。輸入車は「私とは違う人が乗るのかな」というイメージがありまして、「こんな若手社員が乗ったり、売っていいような車じゃないな」と思っていたんです。

少しでもお会いできるように

私の仕事は外に出てお客様と車に関するお話をすることです。「外回り」といって、以前購入して頂いたお客様や、ショールームに一度見に来られた方、問い合わせがあった方のお宅を訪問します。車を購入して頂いたお客様には「その後の調子はどうですか」などお伺いして、車検が近い方には次の新しいお車の提案をしたり、車検のご予約を伺ったりします。また、新しくお話した方には、なるべくショールームにいらしていただけるようにチラシを配ったりですとか、お見積もりをご覧になっていただくとか、私の車を見ていただくとか、今乗っていらっしゃるお車の査定をさせていただいたりしています。訪問の際には事前にアポイント(面会の約束)を取るときもありますね。なるべくアポイントを取ってから伺いたいと思っているんですが、ご在宅の時間があいまいな方もいらっしゃるので、何回も伺って、その方のライフスタイルを把握するようにしています。例えば、午前中にいらっしゃらなかったら次は午後2時頃に、2時頃にいらっしゃらなかったら次は夕方に、というふうにして次に伺う時間を決めています。お会いできたときは、「じゃあ次は○日の□時頃にお伺いしてもよろしいでしょうか」と伺って、少しでもお会いできるようにしてます。

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商談セットです。訪問した際にさまざまなことに答えられるように持ち歩いています。

嫌な顔をされることも

外回りをしていて、お客様に嫌な顔をされるときも、もちろんありますね。玄関のドアを開けて下さらない方もいらっしゃいます。でもほとんどの方はいい方で、5分くらいはお話を聞いて頂けます。でも、追い返されたりとかしたときには、すぐには気持ちを切り替えられなくて、15分ぐらいは下向いてシュンとなってしまいますね。そういうときは、以前僕が販売したお客様のところに行くんですよ。「浅野君、よく来てくれたね、お茶でも飲んでいきなよ」、「あっどうも」って。「先ほどの方は私のことを好いてくれなくてへこんだけど、以前購入して下さった方に元気をもらおうかな」と思って伺います。元気をもらったらまた新規のお客様のお宅を伺いますね。うまく交互に行くようにして、そのバランスをとることでモチベーションをキープしてます。ずっと「結構です」「結構です」と断られ続けたら、やる気がなくなってしまうので、うまく波をつくるようにしています。

営業では、自分の担当エリアを一軒一軒回っていくことはほとんどしないですね。輸入車というと話を聞いてくれない方が結構多いので、効率が悪いということもあります。正直、輸入車は国産車と比べて値段が高いので、興味のある方は購入されますけど、そうでない方は見向きもしないんですよ。だから、興味のありそうな方を探して営業に行くようにしています。お客様のガレージをちょっと見て他の輸入車があったら「興味があるのかな」と思って、チラシを入れてみたりします。そういうちょっとしたことに注意して見きわめていますね。

自分を信用してもらえた

この仕事をやっててうれしいときは、自分のことを信用してくれて、お客様に車を購入して頂けたときですね。夏に初来店されて、ご契約までに半年ぐらいかかったお客様がいたんですが、そのときは特にうれしかったです。そのお客さまはうちで扱っている車を見て、はじめは輸入車だということも分からなかったほどで、「値段が高いな」って仰ったんですね。その後は月に1回ぐらいのペースでお宅へ伺っていたんです。年末ぐらいに「そろそろいかがですか」とお聞きしたら、私の話を聞いてくれたんですね。それで半年後の12月の終わりにご契約いただいたんです。その方はおそらく、担当が私じゃなかったらご契約いただけなかったと思うんですよね。これは何物にも代えがたい気持ちですね。やっぱり一番のやりがいは、「この1台は自分にしか売れなかった」というときですね。「浅野君、熱心だから買ってやるか」って仰ったんですよ。もう泣きそうになりましたよ。「ありがとうございます」って言って。営業の醍醐味はやっぱりそこですね。自分だから売れたというのがうれしいんです。自分を信用してもらえたというか。

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お客様とはメールのやりとりもします。お客様から問い合わせがくるとうれしいですね。

「この人なら間違いないよ」と言われたい

上司には日々いろいろと注意されているので、今後はもっと信頼されるようになりたいですね。上司にはもちろんなんですが、お客様にも「浅野君に任せとけば大丈夫だろう」というふうに言われたら最高ですね。だから今の一番の目標は、購入して頂いたお客様から新しいお客様の紹介を受けることなんですよ。お客様に「良くしてもらったから、この人なら間違いないよ」って言われたいですね。

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マネージャーにはやさしく、時には厳しくご指導頂いております。

先輩上司から一言

仕事に就くと、急に全然違うことをやりますよね、これまで学生でいたわけですから。自分で学習することも当然必要ですけど、教わることも重要ですね。職場には、先輩がいますから、先輩とかにいろいろ教わりながら。毎日毎日が初めての体験でしょ。それをみんなで話し合いながら、教えながら、自分で学びながらやってるんだと思いますけどね。

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