しごとCHANNEL365【シゴトチャンネルサンロクゴ】

MENU

2ch

【しごとコレクション】

自分に合いそうな仕事・興味の湧く仕事を集める

main.jpg

デザイン&プロデュース

こまつざき ともき

小松崎 智樹さん

24歳・緑岡高等学校〜茨城大学出身

  • 3次産業
  • Hope Vol.5
  • デザイン&プロデュース
  • 広告
  • 男性
  • 茨城県央

楽な仕事なんてない でも好きだから、今こうしてやっている

取材者からの紹介

「好きなことを仕事にしている」という想いがインタビュー中にもひしひしと伝わってきた小松崎さん。ウェブ作成や地域情報紙「イズム」の作成を行いつつ、パーク株式会社が関わるイベント時には右に左に駆け回り、イベント運営に大活躍されています。仕事に対して一生懸命で、「どの仕事が好きか」と聞いたときに返ってきた、「どれも好き」という言葉が印象的でした。

会社のやっていることが自分の好きなことと同じ

もともと小さいころから本を読むことが好きで文章に慣れ親しんでいたせいか、文章を書いたり取材をして記事をまとめたりすることに興味を持っていました。それを生かすため大学で雑誌作成プロジェクトに入って活動をしていたとき、先輩にパーク株式会社でインターンを募集しているからやってみないかと誘われたのが、この会社との出会いです。

インターンで経験した銀杏坂商店会のガイドブック作成を通して、「この会社のやっていることは自分の好きなことと同じだ」と思い、インターン終了後もアルバイトで仕事を手伝わせてもらって、大学卒業後、そのまま就職しました。

仕事内容は、主に地域情報紙『イズム』の編集をすること、ウェブを作成することです。『イズム』を作成する際、取材の必要があるときはカメラマンと一緒に出かけて取材をして、取材内容を文章に起こしたり編集したりしています。

また、当社は、商店街のイベントなどがあるときには積極的に早い段階から関わって活動をする会社です。だから会社の中で一日中仕事をしているわけではなくて、イベントがあると、連絡係として動いたり、イベントに使う広報物を作って配布したりしています。早い段階から関わることで、自分の役割の重要性を強く意識するのでイベントに携わる喜びややりがいを感じますね。自分は、一旦仕事のペースに入ってしまえばのめり込んでしまう性格で、『イズム』の編集も、ウェブの作成も、どれも好きな仕事です。

pic01.jpg
パソコンと「IZM」は仕事の必須アイテム。

望ましい将来像を描く仕事

仕事ではつらいこともあります。自分が自信を持って出したものが社内やクライアントからNGの評価を受けて返ってきたときに、「こうしちゃったのが悪かったかなあ」と実感するときにつらさを感じます。また、当社は印刷物を扱っていて、文字のミス等で納期が遅れたりすると、自分のミスなのに会社のミスになってしまうので、そのようなミスを起こしてしまうとへこみますね。

時には、自分のミスでも上司がクライアントに謝罪に行くこともあり、一人のミスを全員で埋めてくれます。上司に何回頭を下げに行ってもらったか分かりません。自分が見えないところで、色んな人が自分をフォローしてくれているのを感じます。ひょっとしたら自分自身が間違えたことに気付いてなくても、上司が間違いに気づいて自分の知らないところでミスを謝ってくれているかもしれないです。ミスをしたことで、クライアントやスタッフの方々に迷惑をかけてしまうことが嫌いなので、ミスがないよう、常々気を配っています。

対人関係の基本は「笑顔」と「挨拶」

自己満足で自分の好きなものだけ作っていればいいような、そんな幸せな仕事は無いはずなんですよ。でも、「クライアントにどれだけ満足してもらえるかどうか」という部分が大切なんです。

その上で、どの仕事においても感じるのですが、やはり対人関係ですね。その中で自分が重要だと思っていることがあります。それは「笑顔」と「挨拶」です。誰に対しても笑顔で接することはできるはずだし、例えば説明がつたなくても、元気な挨拶をすればそれが印象に残ることもあります。本当に基本的なんですけど、この二つは仕事をする上でとても大事にしています。

pic02.jpg
クライアントとの打ち合わせ。要望をいかに実現できるかが腕の見せ所です。

学べるチャンスはいくらでもあった

実際に社会に出てみて、高校時代に、もっと勉強しておけばよかったと思いますね。新聞を読むといった、生きるために必要な実務的な勉強ですね。小学校くらいから新聞をパラパラと読む習慣はあったのですが、今の様に地域に関わる仕事をして、茨城欄のニュースの重要性に気付いたんですよ。だからもっと昔から茨城欄を読んで学んでおけばよかったですね。

高校・大学時代に社会のことを学べるチャンスはいくらでもあった。その機会を上手に活用すればよかったなぁと今になって思います。

今は、新聞を読むことはもちろん、仕事が終わってから取材のために読んでおく必要がある本を読んだり、ウェブに関する本を読んだりして勉強しています。でも、全部楽しみながらやっている部分が多いですね。

日々新しいことを経験できる楽しさ

仕事には、日々新しいことを経験できる楽しさがあります。どんな仕事にでも喜びって必ずあると思います。「本当はこの仕事やりたくなかったんだよなあ」と言っている人を見ると、本当にその仕事が持っている喜び・楽しさ気付いていないのではないかと感じます。

自分のモチベーションを維持しているのは、「好きなことをやっている」という想いです。仕事をしていて楽なことはないと思うんですけど、この仕事で自分が好きになれることを発見できたから、今もこうしてやれているんです。

pic03.jpg
デザインに行き詰った時や質問や報告はその都度上司に相談し、適切なアドバイスをもらいます。

勉強中だけど「進化中」

高校・大学時代にとことん本を読んでいて、大学時代は図書館で大体年間150冊くらいは借りて読んでいましたね。その経験が、今の自分にちょっとした雑学として生きていると思います。また、もともと大人数で物事を行ったり、人を集めて何かやったりすることが好きで、「人のために必死になれる」部分も、今に多少活きているのかなと思いますね。

今はまだ勉強中だけど、「進化中」だと前向きにとらえています。だから、まだまだこれからどんどん成長していけば、「過去が良かった」というよりは、「昔の自分は大したことなかったな」とか、そういう風に言えたほうがいいじゃないですか。そういう意味ではまだ「進化中」です。死ぬまで進化していきたいですね。

日々どんどん知識が蓄積されていくと同時に、知らないことはどんどん増えていきます。だからできる限り色んな事を日々吸収していって、本当に死ぬ間際に「人生悔いなし!」と言えれば、それがいいかなと。まだまだ自分は社会の中ではひよっ子だし、こんなことを言っているのは生意気かもしれないけど、そのように死ぬときまで後悔しないために仕事を頑張っているのだと思います。

pic04.jpg
運動が好きだったのでクラスマッチでは燃えましたね。(左)

先輩上司から一言

小松崎君は、吸収しようという意識がとても高い。今の若い人という枠の中で考えれば、彼は、挨拶ができたり細かく身動き取れたりと、常識はありますよ。彼と同年代の若者を見ていても、当たり前が当たり前でないことが多いので、「何か始めたらやりきる」とか、そういうようなところはやっぱり一から教えていく必要はありますね。当たり前のことを当たり前にできるようになって、その上で仕事もできるようになる、大人として、人としての基盤作りを会社がしていかなくてはなりませんね。

彼は今、仕事も含め、社会人というの中で、いろいろ吸収・勉強してると思うけど、自分の軸を大切にして、その軸を中心にして動いていけるような、そんな大人になってもらいたいですね。若い人には、学校という枠だけにとらわれれず、バイトでもボランティア活動でも、外で行われてる活動に興味を持って、どんどん参加してもらいたい。学校だけじゃ勉強できないようなことまで吸収できる機会を持つことで、視野が格段に広がっていくので、ぜひそういうことをしてもらいたいという想いがありますね。

pic05.jpg