しごとCHANNEL365【シゴトチャンネルサンロクゴ】

MENU

2ch

【しごとコレクション】

自分に合いそうな仕事・興味の湧く仕事を集める

main.jpg

映像撮影・編集

はもち ちえこ

羽持 智恵子さん

26歳・水戸第二高等学校〜茨城大学出身

  • 3次産業
  • Hope Vol.5
  • 女性
  • 広告
  • 映像撮影・編集
  • 茨城県央

この先変わらないのは、「自分がこの仕事をやりたい」と思う気持ちだけ

取材者からの紹介

仕事のことを話しているときの笑顔が素敵で、常に明るく生き生きとした表情で話す姿から、この仕事が大好きだという気持ちが強く伝わってきました。撮影される子どもたちやその保護者、自分の制作したDVDを観てくれる人の気持ちを考えて、喜んでもらえるように一回一回の撮影に真剣に取り組んでいる姿勢に感動し、私も羽持さんのように誰かのために一生懸命頑張れるような人になりたいと思いました。

チャンスは心構えのある人を好む

私は、大学時代からマスメディアに興味があり、新聞や雑誌やテレビなどを通して、誰かに影響を与えて、誰かの心を動かしていくというのが素敵だなと思っていたんです。大学では、マスメディア関係の学科で勉強していたのですが、ある授業で、映像編集をやることがあったんです。タイムライン(映像編集において、時間の流れと場面の移り変わりを表すもの)というものがあって、映像をどんな風にでも組み替えられるというのが面白くてはまってしまって。それから映像の仕事がしたいと思うようになりました。

撮影や編集は、男性が優遇される現場ということもあり、就職活動は大変でしたが、自分がこの仕事をやりたいと思う気持ちだけは変わらなかったので、仕事を決める上で絶対に妥協はしない方がいいと考えていました。それがあったからかは分かりませんが、就職が決まらなくて「どうしよう」と思っていたところにゼミの先生が偶然この会社の求人を見つけて勧めてくれたんです。ゼミの先生がよく、「チャンスは心構えのある人を好む」とおっしゃっていて、この言葉がすごく好きなんです。チャンスやきっかけって当たり前のように転がっていたりするけれど、自分の心構えができていたり、アンテナを張っていないと逃がしてしまうんですよね。だから、この仕事も、ずっと自分がこだわってきたから舞い込んできたのかなと思います。

pic01.jpg
映像編集では上司と相談しながら、より良いシーンを選んでいきます。

その時々の瞬間を映像におさえる

仕事内容は、学校内で行われる子どもたちの発表会や運動会、日々の成長の様子を記録し、DVDにまとめることなどです。

子どもたちの成長はとても早く、一瞬一瞬で変わっていくので、撮り直しがききません。だから、私たちは「その時々の瞬間を映像におさめる」という心構えで、子どもたちの想い出をかたちにするお手伝いをさせてもらっています。私たちにとっては、毎日の仕事である当たり前の「撮影」も、子どもたちやその保護者の方々にとっては、発表会や運動会も、その日しかないたった一日の特別な日です。この気持ちを忘れぬよう、考えながら一回一回撮影をしています。

だから、DVDが完成して、子どもたちの喜んでいる顔を見ることができたときはすごく嬉しいし、「よかったよ」って褒めてもらえたときや、保護者の方がDVDを観ながら、「かわいいね」って喜んでいる場面を想像すると、やっぱりやりがいがあるなって思いますね。

相手のことを思って仕事をする

大変なのは、「撮り直しができない」ということですね。例えば運動会の撮影でも、撮影するために行われているわけではないので、録画し忘れたとか、あっちのシーンを撮影すればよかったということを思っても撮り直せません。二人が同じ場面で同じ方向にカメラを向けてはいないので、私が撮れなかったらその場面が写っていないということになってしまうんです。気が抜けないですね。

その上で、コミュニケーションは大切な要素になります。私たちは花を撮っているわけではなくて、人を撮っているので、子どもたちに対する接し方は大切です。子どもたちは飽きっぽいところや落ち着きのないところがあるので、同じことを二回はやってくれません。なので、一回で撮影を終わらせることができるように、嫌な気持ちにさせないように心がけています。

また、幼稚園や小学校の先生方もお忙しい中で時間を割いてくれているので、しっかり打ち合わせをし、撮影の手伝いが負担に感じないよう気をつけています。みんなで気持ちよく撮影を進めていくためにも、撮影がやりやすいようにと相手のことを想って仕事をすることや、「ありがとうございます」という感謝の気持ちをきちんと伝えることが大切だと思っています

pic02.jpg
カメラの手入れも忘れません。

自分の仕事は最後までやりたい

私は、入社して半年経たないころからカメラを持たせてもらっていて、編集も任せてもらうことができたんです。小さな会社の強みってそういうところだと思うんですけど、責任がある仕事ができるから、それがすごく面白いですね。誰でもできることじゃなくて、私が任された仕事が会社の売り上げに貢献していたり、去年はDVDを買わなかった人が今年は買ってくれていたり、そういうことがあると嬉しくて、モチベーションが上がります。機材も大きかったり重かったりで扱いが大変ですけど面白いです。それに、まだまだ知らないことが多すぎる分、勉強すればするだけ新しい発見があるので楽しいです。

自分の仕事は最後までやりたいという『こだわり』があります。自分で撮影してきたものは編集まで責任をもって終わらせたいと思っています。「このときはこの子、すごくいい顔をしてたな」とか、撮影をした私がその人の一番いいと思えるシーンを分かっているので、一度その仕事に携わったら最後までやり遂げたいんです。

pic03.jpg
「その人の一瞬一瞬をおさめたい」

人に良い影響を与えること

「卒業したら働かなくてはならない」というのが、私が学生時代に思っていた働くことに対するイメージです。つらくて仕事を辞めたいと言っている先輩もいて、自分の就職のことを考えると不安な気持ちが大きかったころもありました。でも、好きなことをしているということはもちろん大きいですけど、実際に働いてみたらすごく楽しくて。入社したばかりのころの自分は、技術も社会人としてのマナーも伴っていませんでしたが、それでも優しく一から接してくれる周りの人たちに恵まれて、すごくやる気になりました。想像していた自分の社会人像よりもすごく楽しいです。

私にとっては、人に良い影響を与えることが働くことだと思っていて、私たちがDVDを作ることで誰かが喜んでくれたり、家族みんなで「かわいいね」って言って観てもらったり。私がこの仕事をしていることで、人の役に立つことができる、誰かを喜ばせることができる、と思えることがやりがいです。

pic04.jpg
高校時代は撮るより撮られる方が好きでした。(左)

先輩上司から一言

この仕事は、第一に人間関係とコミュニケーションが求められます。撮影の現場では、2、3人で撮影することが多いですが、現場ではそれぞれが自分の判断で撮影を進めていきます。その時にどれだけ息が合って撮影ができているかを意識しています。これは常日頃のコミュニケーションの積み重ねができてこそなので、注意を払っています。また、現場では、どのように撮影するかの判断は若い彼女にも求められてきます。撮影はそれぞれが個別に責任を持って行うため、ヘルプに入れずミスが起こることがまれにあります。その経験をどれだけ次の撮影の時に成功させられるか、未来につながるように意識しています。彼女は、あまりめげないというか、ミスがあっても落ち込むことはなくて、前向きに対応してくれるので、ミスを積み重ねて成功につなげるというところを常に意識していっていただきたいと思いますね。

pic05.jpg