しごとCHANNEL365【シゴトチャンネルサンロクゴ】

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【しごとコレクション】

自分に合いそうな仕事・興味の湧く仕事を集める

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販売員

いのうえ さとこ

井上 聡子さん

24歳・茨城キリスト教高等学校〜茨城キリスト教大学出身

  • 3次産業
  • Hope Vol.6
  • 女性
  • 小売
  • 茨城県央
  • 販売員

自分の好きなものに囲まれて仕事をしている時が、一番輝いていられる。

取材者からの紹介

「人と接することが苦手だった」ということを感じさせないほど、笑顔がとっても素敵でかわいらしい印象の井上さん。京成百貨店の販売員であることへの責任感を持ち、担当する婦人靴売り場に来店したお客様一人ひとりに合わせた接客や、言葉づかいや身だしなみなどの心遣いを大事にしているそうです。今後は、「後輩や上司から尊重されるようになりたい」と語る表情からは、仕事に対する熱意や向上心が感じられました。

お客様として京成百貨店に来たときに、化粧品コーナーでメイクをしていただきました。私がいつもしているメイクと全然違い、「プロって本当に凄いな」って感じました。接客もとても丁寧で感動。「こんなふうにお客様を喜ばせることができる、接客業がしたい」と思い、この仕事を選びました。

もともとファッションとかメイクにはすごく興味があったことと、百貨店だといろんな売り場での接客ができるというのもあり憧れていました。でも、実は学生時代にお花屋さんでアルバイトをしていた時は、人との関わりや話しをするということがあまり得意ではありませんでした。人前でしゃべることやプレゼンテーションなどがすごく苦手だったので、それを克服したいという思いもあって、接客業を選んだんです。

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靴売り場担当は、接客以外にも、靴を都内のメーカーに買い付けに行くこともあります。自分で「京成百貨店のお客様にはどういう靴が合うかな」ということをよく考えて靴を選んで、発注をして、メーカーから商品を送っていただきます。だから、選んだ靴が店頭に並んで売れたときや、お客様が商品を身につけてご来店して下さるとすごく嬉しいですね。また、リピーターの方から「井上さんの接客が良かったからまた来たよ」っていう声を頂いたときも、やりがいを感じます。お店や靴のブランドだけではなく、私のところにお客様が来てくれているような感じでちょっと嬉しくなりますね。学生時代は自分の気に入った雑誌しか見なかったんですけれど、今はものすごく幅広い年代の雑誌を見ています。靴のページや特集が特に気になりますね。アンテナを張って、「今何が流行っているのか、これから何が流行っていくのか」というのを勉強しなきゃいけないので…。常に情報収集をして、お客様の意見や要望をメーカーに直接お伝えし、商品の提案などもしています。ですから、他店の取扱商品や、ディスプレイの仕方などは、すごく気になりますね。靴だけでなく、接客もすごく気になるようになりました。どういう接客をしているのかなとか、良いところはちょっと真似して取り入れるようになりました。また、私の言動によって、お客様が「もう来たくない」と思ってしまうこともあるので、言葉遣いや笑顔がすごく大事だと感じ、気をつけています。お客様にリピーターになっていただけるような丁寧な接客と、よりよい商品を提案してあげられる販売員になりたいですね。

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この仕事に就いてから自分の責任を重視するようになりました。またコミュニケーションも少しずつ取れるようになりました。苦手だったこともだんだん克服できて、お客様一人ひとりを大事にできるようになったと思います。お客様の行動を洞察することで、「この人はこういうものが欲しいんだろうな」というふうに趣味・思考も少しずつ分かってくるんですね。次、お客様が来店されたときに、「お客様が好きそうな新しい靴が入りましたよ」と勧めることもあります。お客様からすると、そうやって覚えていてくれるのはすごく嬉しい事だと思うんですよ。ですからいつも売り場を見渡すようにしています。学生のときは好きな時間にご飯を食べて好きな時間に寝ていたんですけれども、社会人になると一日のやることがものすごく多いので、一日の初めに、きちんと計画を立てて仕事をするようになりましたね。結果、時間配分は上手くなりましたよ。ストレスの解消法も何となく分かってきて、とにかく休日には体を動かすようにしています。休みの日は仕事のことをあまり考えないで、「休みは休み、仕事は仕事」っていうふうにオン・オフを使い分けています。

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靴に囲まれた毎日だからこそ、私もお客様と同じように、いろんな靴を見て、「これもいいな、あれもいいな」って迷ってしまいます。それは同時に、この仕事の醍醐味を感じる時でもありますね。「東京まで行って靴を自分で選んで買い付けて売ることはなかなかできない」。すごくいい経験をさせてもらっています。好きなものに囲まれて仕事をするっていうのは楽しいですし、一番輝いていられると思います。これからは、もっともっとリピーターとしてご来店いただけるお客様を増やして行きたいですね。後輩に慕われ、いつでも相談に乗ってあげられる先輩にもなりたいですし、上司にも尊重してもらえるよう頑張ります。

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私は褒められて伸びるタイプだと思っています。叱られると「駄目なのかな」って思ったり、「自分にはこれしかできないんだ」って限界を決めてしまいます。だからこそ、「もっと自分はできるんだ」と自信を持ちたいです。受け身ではなくチャレンジ精神や競争心を持って、より自分が成長できるように努力しています。商品知識もこれからどんどん増やしていきたいですね。それと、笑顔。「いつもよく笑ってるね」と言われるので、笑顔を絶やさず、今後も接客をしていきたいと思います。

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先輩上司から一言

彼女の笑顔はとても素晴らしいですよ。これは誰にも負けない魅力。人柄が出ていると思いますので、私も見習いたいところですね。徐々に仕事に慣れてきていると思うので、自らどんどんアイディアを出して、売り場を盛り上げて欲しいですね。「京成百貨店の靴売り場の井上さんから買ってよかったな」って、ちょっとでも幸せになれるお客様がたくさん増えるように、井上さんに頑張ってほしいと思います。

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