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【しごとコレクション】

自分に合いそうな仕事・興味の湧く仕事を集める

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ウエディングプランナー

せき かなこ

関 佳奈子さん

24歳・太田第一高等学校〜つくばビジネスカレッジ専門学校出身

  • 3次産業
  • Hope Vol.7
  • ウエディングプランナー
  • 冠婚葬祭
  • 女性
  • 茨城県央

この仕事に出会えたことが幸せ、お客様のために頑張る自分が好き。

取材者からの紹介

式場の見学や打ち合わせ、式のときにはキャプテンとして指示を出す、トータルプランナーとして働いていらっしゃいます。気さくで笑顔が素敵な関さん。かわいらしい印象の中に、しっかりとした芯の強さを感じました。お客様からの手紙やメールがたくさん詰まったファイルを拝見し、関さんがどれだけお客様に慕われているのかが感じられるインタビューとなりました。

人に感動を与える仕事がしたい、夢中になって調べた高校時代

私が高校2年生のときに姉が結婚をしたのですが、妊娠が分かってからの挙式だったので結婚式の準備期間が短かったんです。その準備をしている姉の姿を見て、大変そうだけどすごく活き活きしていて楽しそうだなと思っていました。式当日、新郎新婦を見ていたらとても幸せそうで、そこに携わっているスタッフさんを見て、「こんな仕事もあるんだ」「私も人に感動を与える仕事ができたらいいな」と思いました。これがきっかけでウエディングプランナーを目指すようになりました。それまでは“いいな”と思う仕事があっても、具体的に行動に移すことはありませんでしたが、ウエディングプランナーのことだけは、どこの学校に行ってどのような勉強をしたらなれるのかを積極的に調べていました。こんな風に夢中になれたことが大きかったですね。

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クラス行事にて(高校時代)

一人では何もできないと実感し、家族や仲間に感謝するように

ウエディングプランナーは一般的に“華やかな仕事”というイメージを持たれやすく、私も学生の時はそう思っていました。しかし入社してみて、プランナーの仕事のほとんどが裏方の作業が多いことを知りました。私は社会に出るまで、 自分一人で何でもできると思っていたところがあったのですが、結婚式は一人では何もできないと実感しました。キッチンスタッフ、披露宴を鮮やかに彩るお花屋さん、BGMオペレーター、司会者さん、料理を運ぶスタッフ、カメラマンがいたり、もちろん他のプランナーも手伝ってくれたりとスタッフ一丸となって結婚式を作っているんだなということを感じ、いつも感謝しながら仕事をしています。

また社会人になって親元を離れたことが、私のなかで一番大きい成長だと感じています。私はとにかく家族が大好きなんです。最初はこの仕事に反対していた父親も今では喜んでいるようで、直接は私には言わないのですが、同じ職場の方などに「結婚するときはうちの娘が式場にいるから」といった様子で自慢しているという話を聞きました。このような家族の言動が、今の私の力になっているのだと思います。普段会えない分、メールや電話で頻繁に連絡を取り合うようになり、さらっと「ありがとう」と言えるようになりました。

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お客様を会場にご案内

人事異動で悩んでいた時期、支えてくれたのはお客様の声

入社後、守谷の式場でプランナーとして2年半ほど働いて、その後営業チームに異動になりました。営業チームは、担当を持たずに見学に来館された方をご案内し、式が決まったらプロデューサーにバトンタッチするという仕事で、「もっと新郎新婦の近くでお手伝いをしたい」という気持ちが強く、自分は営業に向いていないと悩んだ時期もありました。その時、私の支えになったのは今までお手伝いしてきたお客様の声でした。私はお客様とお友達になってしまうことが多く、その後もメールや手紙のやり取りをさせていただいています。中でも一番力になったメールはコピーして、いつでも持ち歩いています。「関さんのように、こんなにお客様を思ってくれる人はいないです」「異動は大変だと思うけど、関さんのその笑顔はアジュールに必要で、異動は必要とされている証拠じゃないですか」というメールはもう本当に嬉しくて、今でも忘れないですね。

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披露宴の進行をチェック

今があるのは様々な経験から、私にとって仕事は「趣味」

睡眠時間が充分に取れないときなどは肉体的にしんどいと思うことはありますが、この仕事をつらいと思ったことはないですね。その場その場では大変だと思うこともあるのかもしれません。でも、その経験があるから今があるので、それがつらい思い出として残っているということはありません。

この仕事は私にとって趣味のような感じで、好きなことをやりながらお金をいただいている感覚です。このような仕事に出会えたことを幸せだと思います。家にいても休みの日でも仕事のことを考えています。雑貨屋さんに行っても、「この小物、式場のあそこに置いたらかわいいかな」「このシールお客様の手紙に貼りたいな」という感じで(笑)。気づいたら自分の物より、お客様のために買う小物の方が多かったりします。お客様のために働いてる自分が好きなんですよね。

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仕事している自分が好き

座右の銘は「一期一会」、人との出会いを大切に

今後の目標は、より多くのカップルに出会うこと。私の座右の銘は「一期一会」なんです。お客様からもらった手紙の中に「一期一会、あなたに出会えたことに感謝」と書いてあって、それがすごく心に響いた。だからこれからも、人との出会いを大切にしていきたいです。

学生の皆さんには、積極的に自分探しの旅に出て欲しいなと思います。私はこの会社に内定をもらった後、海外研修に行って日本の狭さ、自分の小ささを感じました。内定をもらって満足している自分がいたんです。世界はこんなに広くて、私が知らない人々や事柄も沢山あるんだって思ったら、これで満足して終わりにしてはいけない気がしました。学生の時間があるうちに、いろんな場所へ行って多くの人に出会って、沢山のことを吸収してください。新たな発見によって、自分も変わっていくのを感じるはずです。

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先輩上司から一言

弊社は物を販売する会社ではないので、人柄が一番重要です。特にプランナーは、お客様との対話が大切になるので、コミュニケーション力を重視しています。相手の懐に入っていったり、間合いに合わせたり、その力が必要になります。関さんは、このプランナーとしての大事な資質を持っていますし、場の空気を読むことができます。お客様の気持ちを察する力は秀でてますね。リーダーとして後輩たちの手本となるよう、今後の成長に期待しています。

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