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【しごとコレクション】

自分に合いそうな仕事・興味の湧く仕事を集める

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企画・広報

くにい げんや

國井 元耶さん

26歳・水戸短期大学付属高等学校〜帝京大学出身

  • 2015年
  • 2次産業
  • 企画・広報
  • 男性
  • 茨城県央
  • 製造業

海外とつながりたい

取材者からの紹介

笑顔が多く、明るい國井さん。笑いを交えながら仕事や学生時代の興味深いお話を聞かせていただきました。新たな取り組みに臆せず、チャレンジを大切にしている國井さんは輝いていて、仕事を楽しんでるという気持ちが短い取材の中でもとても伝わってきました。

「地元の会社で働きたい」という気持ちがあり、探していたところ、木内酒造に出会いました。もともと海外に行くことが好きで、海外と関われる仕事をしたいという希望がありました。木内酒造は海外にも展開していますし、おもしろいチャレンジができるのでは、と思ったのがきっかけで入社を決めました。普段はイベントや新たな取り組みの企画をしたり、SNSなどでの情報発信をしています。海外では常陸野ネストビールのオリジナルデザインのトラックを走らせて宣伝したり、常陸野ネストビールと食のコラボなどをやってますね。日本でも様々な国の料理と常陸野ネストビールとのコラボ企画などをしています。また、最近ではTシャツや栓抜きなどのグッズにも力を入れています。仕事を通して地元の方と話したり、海外から来たスタッフなど、企画を一緒に作り上げる様々な人に会えることが楽しいと感じています。

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歴史と新しさ

木内酒造は200年近い歴史がある会社なので「古いものを大切にする古きよき時代の会社」です。けれども、今のニーズに応えるには「新しいものを取り入れていかなければならない」という一面もあります。お客様の声を上手に取り入れながら会社の歴史も大切にしていくのは難しいところですね。会社の決まりを柔軟に対応させながら今のニーズに応えるということが結構あります。

例えば日本酒のラベルですが、以前は同じラベルを長く使用していました。それはそれで歴史があっていいラベルだと思うんですけど、他社から新しい商品がどんどん出てくる中では取り残されていってしまう。そこで、東京のデパートで販売をする際に東京限定のラベルを作ったんです。この東京限定ラベルは他のものと比べるとレトロなデザインなんですけど、通常のパッケージで販売したときよりも売れ行きが好評だったりする。歴史を大事にしたラベルがお客様に実際に手に取っていただくことに繋がってくれているのではないかなと思います。

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笑顔。そして、チャレンジ!

接客業なので笑顔は絶やさず、大変なときでも笑顔でやる。場所は選びますが、笑顔だからこそお客様が受け入れてくれるということはあります。

あとは、いろんなものにチャレンジしていきたいと思っています。チャレンジできる環境にいさせていただいているので、いろんな新しいものにどんどん取り組んでいくことを大切にしています。全く酒と関係ないんじゃないか、ってなるようなものとコラボしたりする斬新な企画も現在やらせていただいています。「他にはできないことを木内酒造はやるんだ」っていうのを心に決めてやっていますし、それを共有してくれる人たちが周りにいるのですごくやりやすい環境です。目指すところは高いところなので、協力して仕事をしていって、それが成果になれば嬉しいです。

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遊びも仕事に繋がった

高校生はとりあえず遊んでましたね。勉強というよりかは遊びっていうのが多かったです。大学生になってから、人生が変わったと感じています。大学生のときもほぼ遊んでたんですけど、高校生とは違う遊びの仕方になりました。バイトをして、お金が貯まったらすぐ海外に行くようになったんです。海外に行っていろんな人と触れ合うということがすごく楽しかったですし、それによってコミュニケーション能力がついたと思います。海外の人のノリの良さっていうのが日本で言うおもてなしをしてくれるようなものなのかなと。知らない人を楽しくさせてくれる人たちの温かさがありました。その経験から外国の方々と関わることができる仕事をしたいなっていう気持ちも沸いてきたんです。

また、海外へ行っていたという経験がお客様との会話に役立つこともあります。お客様と会話をするときに「ここでこういうものを飲んだんです」と言われれば「それ、私も知ってます」と返せるんです。海外から来るお客様も多いので相手の話が結構分かるというのは強みですね。会話がちゃんと成り立つので行っておいてよかったなと思います。

あとは、企画の中でも海外展開していくにあたって、海外へ行って感じたことを一緒に仕事を進める人たちに伝えられるということにも役に立っています。目で見て、肌で感じてちゃんと実感してるっていうのはすごく役に立っているのかなと。 行ったからこそ分かる、現場の事情みたいなものもありますし無駄に遊んでたわけじゃなかったのかなと思います。学生時代は勉強で学べることだけではなく、遊んで学べることもあるんじゃないかなと思います。
ただ、勉強はしたほうがいいですよ!

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自分を活かす仕事

私も仕事を選ぶとなったときは悩んだりしました。けれども、知らない間に身についているものが探せば誰にでもあると思うんです。見つけるのは大変ですが、それを見つけて、活かせるような仕事に就けるかどうかっていうのが大切だと思います。私は自分を活かせる仕事に就けたと思うので、大変なこともありますが、楽しんでやっています。就職活動をしていた頃は悩んでいてもしょうがないと思ってとにかくいろんな会社を受けたりもしましたが、もし受かったとしても入らなかったと思います。なんとなく受けたので気持ちも無かったですし。なので、ちゃんと選んで決めたというのが大事だと思うんです。

将来の仕事を考えるときにはチャレンジする気持ちで何をするか、自分に身についているものを生かすために何をやるかを考えるといいんじゃないかと思います。

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会社概要

pic06.jpg 木内酒造合資会社の商品は、清酒菊盛は、過去20年間で最高峰国税庁清酒鑑評会で9回の入賞。常陸野ネストビールは、世界各国のビールコンテストで数多くの賞を受賞、世界的にその品質が認められています。また、木内梅酒は、2009年の梅酒コンテストで日本一に輝きました。日本国内のみならず、米国、カナダ英国等三十数カ国に輸出され、本物の日本の酒として評価を受けております。

会社名 木内酒造合資会社
設立 文政6年
従業員数 37名
資本金 5,000万円
代表取締役 木内 造酒夫
事業内容 清酒菊盛、常陸野ネストビール、米焼酎「木内」、木内梅酒等の製造
ホームページ http://www.kodawari.cc/