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【突撃!採用担当】

採用の仕事から求める人物像までを徹底調査!

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株式会社タイヨー 人事部人財開発課 採用担当

まつむら ともゆき

松村 朋幸さん

41歳・茨城県立土浦第一高等学校~茨城大学出身

  • 3次産業
  • 小売
  • 男性
  • 茨城県南

茨城のトップ企業を目指して

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タイヨーは茨城県神栖市に本社を構え、茨城県・千葉県・東京都に35店舗のスーパーマーケットを展開している会社です。2015年度は売上900億に達する予定で、短期的には売上1,000億円、中長期的には2,000億円を目標とし、茨城のトップ企業を目指しています。

以前は「この地域ならスーパーは○○が多くて、この地域はタイヨーが多い」といったように業界内でも住み分けが出来ていて、お客様の取り合いもあまり激しくありませんでした。しかし、少子高齢化という人口減少の中で、より多くの顧客を得るためにスーパーマーケット業界も年々競争が激しくなってきています。その中で売り上げを伸ばしていくためには、現在出店していない新しい地域に着実に出店していかないといけないし、既存店のマーケットシェアを高める努力もしていかないといけません。もちろん、新しい地域に出店するとその地域の既存店と競争していかなければならないので、厳しい状況にはなると思います。それでもそうしていかないと企業の成長はありえないし、成長なしに30年、40年後も同じように経営を続けることはできません。

だから、社員全員で株式会社タイヨーをより良くして、競合店との競争に勝って未来を切り開いていかなくてはならないのです。そのため、新入社員をはじめ全社員に向上心を求めています。現状維持の姿勢ではダメです。今はテレビやネットで絶えず健康食品などの新しい情報が出る時代です。ですから、これまでは私たちから新商品等の情報を発信していたのが、今ではお客様の方が先にその情報を得て、その商品を探し求めてやってきます。その中で我々も絶えず自己革新を続けていかないと、お客様に満足感を提供し続けることはできないのです。

スピード感は重要

面接の時には雰囲気を最初に見ます。言葉づかいや身なりはもちろんですが、この仕事が好きなのか、人と接するのが好きなのか、仕方なく来ているのか、そういった考えは言葉や仕草のちょっとしたところに表れてきます。あとは、歩くスピードも注意して見ています。「歩くスピードが速くて仕事が遅い人はいても、ゆっくり歩く人で仕事が速い人はいない」と以前先輩から教わりました。だるそうに歩いている、心ここにあらずという人はすぐ分かりますし、面接という場でゆっくり歩いている方にはマイペースな方が多いです。お客様がいるフロアではともかく、バックヤードに入ったら効率よく動かないと、お店が回らなくなってしまいます。だから、私共の研修では歩くスピードの研修もやります。時間=コストですからね。

また、私の面接の際には必ずフィードバックをする事にしています。合否に関わらず、就職活動を続けるうえで直したほうが良いと思う事は伝えるし、小売業界が合わないと感じる学生には何故この業界を選んだのか話を聞きます。中には「人とあまり関わりたくない」と言う学生さんもいて、その方には「もっと人と関わらない仕事もあると思うし、「人と関わりたくない」と言ったらどこのスーパーマーケットも内定はあげられないと思うよ。」と伝えました。他の業界、企業ならすごく活躍できそうな方でも、この業界やうちに合わなければつぶれてしまうので、お互いの為にも合う合わないはしっかり見て伝えていますね。

とにかく正直に

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採用担当者として、学生さんに対してとにかく正直に話をしようと思っています。その場で即答できない事(調べなければ答えられない事)はありますが、会社の企業秘密などを除いて伝えられる事は全て伝えています。厳しい事も辛い事も全て。伝えないで入社するしないを判断させるのは不誠実だと思っています。「それが分かっていたら入りませんでした」と言われたら、採用担当者として一番の失敗だと思っているので、全て伝えた上で「それは分かっているけど、自分でタイヨーを選びました」って言ってほしいです。
それでもギャップはゼロにはならないのですが、伝えていなかったらその事実について覚悟をしていないから、入社して事実を知った時に絶対に耐えられないと思うのです。情報を全部出して、それで内定辞退されても長い目で見たらお互いの人生にとってプラスだと思います。

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