• 取材時には代表取締役社長を勤め、現在は相談役として活躍されています。

10年後にどのような会社作りをしていきたいかというビジョンを教えて下さい。

貫き通したい信念を教えて下さい。

軸のぶれない経営を心掛けています。なかなか軸を貫き通すのは難しいことですが、きっちりとした自分なりの軸は持って取り組んでいます。まず「明るく楽しくダイナミックに」というベースがあり、あとは多数色々なコンプライアンスを含めてやってはいけないこと、私がよく言っているのは「企業と言うのはゼロか百の世界が多い」ということ。ゼロか百の仕事が多い中で、「99点だから、社長許して下さいよ」と言っても「それはだめです」という事なんです。学生であれば99点はすごいことですが、私たち警備会社にとっては100点じゃなければダメだという仕事が多いので、叱る時は叱りますね。

私達はみなさんの身体や財産や命を守っているわけですから、99パーセントは上手く守ったけど1パーセントは怪我したよとか盗られたよというわけにはいかないので、常に100を目指すしかないのです。最初から100しかないというのが警備会社の宿命だと思います。

※コンプライアンス：企業が、法律や企業倫理を守ること

これから社会に出る君に贈るエール

経営者になって採用関係に携わることはよくありますが、学歴はあまり関係ないなと思っているので、学歴はほとんど見ません。僕はよく「地頭（じあたま）」と言っていますが、潜在能力がある人間であれば、それを一気に発露させれば、きっちりと立派な社会人になれると思うので、あまり学歴や性別を気にしないで飛び込んできて欲しいですね。

人生を変えた一冊の本を教えて下さい。

女性の活躍の場をつくる

これから、女性をどんどん活用していきたいので、これが一番今後の課題です。指令センターは今まで男性の世界でしたけどこれから全部女性にしようと。お客様への最初の第一声は女性の声で応えてあげる。女性を徹底的に活用する。警備会社っていうのは男尊女卑が大きいわけですよ。そう意味で女性の活躍の場をつくれば、もっともっと優秀な人が沢山集まります。去年から大卒の女性を採用したんですけども、とても優秀で、指令センターで大活躍ですし、一年しか経っていませんがもうプロですよ。県下の中でもあそこの警備会社は女性がすごいなという特色を出したいなと思っています。

会社概要

　お客様の財産等をお守りする責任のある業務を通じて、お客様に安全と安心を提供する会社です。ハイテクを駆使した警備システムの向上、社員教育の充実にも努めています。

一方、仕事を離れれば、歓迎花見会をはじめ多くの催し物やクラブ活動も充実しています。

県内の業務を開始して平成生まれの若い会社ですが、警備業大手のセントラル警備保障株式会社を親会社にもち、2014年の警備業売上高ランキングが県内第一位の安定企業です。