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【しごとコレクション】

自分に合いそうな仕事・興味の湧く仕事を集める

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人事採用担当

にいや ゆうすけ

新谷 悠輔さん

24歳・下妻第一高等学校出身

  • 3次産業
  • Border Vol.2
  • 人事採用担当
  • 小売
  • 男性
  • 茨城県央

人から教わることっていうのはいっぱいある、だから学ぶ姿勢って絶対忘れちゃいけない

人と関わる仕事に興味があった

高校生の頃は学校の先生になりたいと思っていたんです。でも、何も考えずに「あの先生かっこいい、おれもなりたい」というだけの感覚でしたね。今思えば、高校の頃はやりたいことがすごく曖昧だったなという感じでしたね。他の情報を知ると、「あれもいいな、これもいいな」になって、「こうしたい」という自分の中の大きな柱がなかったんです。職業に関する認識はすごく甘かったかなって思います。

就職活動をし始めた時は、明確な目標もなく、最初は大小様々な会社を見るようにしていました。自動車会社に就職しようとは考えていなかったのですが、たまたま今の会社の説明を聞いた時に、物を売るという職業の中でも、自動車を売るという仕事は、人と人との関係をどんどん深めることができる仕事なのだということがわかりました。もともと、人と関われる仕事に就きたいという想いもあり、この業界で頑張ってみようと決めました。そして入社後は"人と深く関わりのある"人事課への配属となりました。

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高校時代は弓道部で主将を務め、ひたむきに汗を流していました。学校が休みの日でも年末年始・お盆も道場に通い、弓を引いていました。

アンテナを常にはって

人事の仕事の中でも、新卒採用と新入社員研修を担当しています。これまで自分が採用される側として説明会に参加していた時は、人事って会社の顔のような存在でカッコイイというイメージで、この伝える・説明するという部分しか知らなかったんです。だから、実際に自分が採用する側となった時、カッコイイ姿の裏には、様々な調整や段取りがあり、その上でしっかりとした計画を立てているからこそ、学生の皆さんの前で会社の説明をすることができるんだということを知りました。

まずは学生の皆さんに、会社の良いところだけでなく悪いところも含めて、分かりやすく伝えることが仕事なんです。だから会社のことを自分がいかに理解しているかが大切ですよね。「どうすれば学生の皆さんによく分かってもらえるのか?こうした方がうまく伝わるんじゃないか?」と、学生の就職動向のデータなどを見ながらどうするかを決めて進めています。

仕事とは、アンテナを常にはって情報をキャッチし、いろいろなことを考えながらするものなんだなということに気付きました。学生の時は、机に座っていれば先生が話をしてくれる、黒板に何か書いてくれる、教えてくれるという、自分で何もしなくても知識が勝手に頭の中に入ってくると思うんですが、社会人になってからは、自主的に能動的に動いていかないと何も得られない場だという意識が芽生えましたね。

年上の方や周りの方と

会社には、自分の父よりも年上の方もたくさんいて、学生の時以上に幅広い年齢の人と話をするので、最初はどう距離をとっていいのか、どう踏み込んでいったらいいのかすごく悩みましたね。その時、先輩から「怖がっていると緊張が相手に伝わり、何でもない話も硬く感じてしまう。誠意を持って接すれば大丈夫だからどんどん話しかけて大丈夫だ」と言ってもらいました。それからは、もうちょっと踏み込んで話をしても大丈夫なのかなと思えて、少しずつ話ができるようになりました。今でも少し戸惑うこともありますが、上司との距離感や話かけるタイミングの大切さを勉強しています。

ある店舗の会議室で、学生の皆さんを集めて説明会を企画したことがあり、私はその会議室を押さえる役目だったのですが、店舗に直接連絡をせずに、PCのシステム上で予約を取っただけで満足してしまったんです。ところが、説明会の前日に店舗に確認の連絡をしたら、明日は別件の会議が終日入っていると言われてしまったんです。予約が重なってしまったのは、店舗に直接口頭で予約を伝えた方と、システム上だけで済ませてしまった自分との行き違いでした。その方達には別の会議室に移ってもらい、説明会も無事に終えることができましたが、他の部署の方にも迷惑をかけてしまいました。仕事は自分だけうまくやったと思うだけじゃなくて、周りの人たちとしっかり連絡を取り合って、確認を取って、段取りを組まなくては駄目なんですね。

忙しさが心地よい

新入社員の教育研修にも携わっているんです。会社では学生に内定を出した後、入社するまでの間、車の生産工場を見学する研修や、入社式前の5日間を使って、入社事前研修を行います。ホテルに泊り込みで、挨拶の仕方や名刺の渡し方など、社会人としての基本的なルールやマナーを勉強する場があります。5日間でどんなことをするのか、何を身につけて欲しいのか、長い間ずっと計画を立てて進めていくことなので、すごく大変なところではあるんですけれども、それが全部終わった時に、新入社員から、「研修をありがとうございました」と握手をお願いされることもあり、この時は本当に感無量の瞬間です。新入社員の成長を感じるとすごく嬉しくなります。

また、私が入社した時期は、社内の大きなイベントが控えていた時期で、相当な量の仕事が舞い込んできて、本当に忙しかったんです。だけど、その忙しさが心地よく、「こんな忙しくて大変だけど、頑張れてる」という充実感がすごく気持ちよかったんです。それは、「これが社会人として働くという事なんだ」という意味を改めて実感できた瞬間でもありました。今でも、忙しさの波が来ると、「ああ、大変だけど頑張ろう」って思う時がありますね(笑)

今は頑張れば頑張った分だけいいものができあがると思って仕事に取り組んでいます。

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1年を通した採用の計画を綿密に立てることも重要な仕事です。1つの説明会にしても研修にしても何週間・何ヶ月と時間をかけて作り上げていきます。

「我以外、皆、師なり」

「私以外は全員先生です」という意味の「我以外、皆、師なり」という言葉があるんです。その言葉はずっと自分の心の中にあって、これからも持ち続けたい意識ですね。年上の方でも年下の人でも、地位も違えばいろんな人がいると思うんですけど、それぞれ全員には必ず良いところがあって、違う考え方もあって、そういう人から教わることっていうのはいっぱいあると思うんですよ。だから、学ぶ姿勢って絶対忘れちゃいけないと思うんです。

いろんな人からのアドバイスであるとか、忠告であるとか、そういったものはすべて真摯に受け止めて、その中で自分はどうしていけばいいのか、どう変わっていったらいいのかとか、そういうことをいつも考えていけるようにしています。

いろんな人と関係をつくりながら

人事という仕事をしていますから学生の皆さんと向き合う機会が多いのですが、まだまだ会社のことを伝え切れていない部分があるので、今以上に分かりやすい会社説明をしていきたいです。それから、与えられた仕事に対して、100%+自分らしさのある成果で応えられるように頑張っていきたいですね。そしてやっぱり一番大切にしたいのは、人との関わりあいです。言葉一つで人間関係って良くもなったり崩れたりもしますので、そういうことを考えて仕事ができて、いろんな人と良い関係をつくりながら仕事ができる社会人になっていけたらなと思います。

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採用のスケジュール管理をしっかり行うための手帳は上司や同僚のスケジュールもしっかり記入しています。