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【しごとコレクション】

自分に合いそうな仕事・興味の湧く仕事を集める

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接客業

もりた たつや

森田 達也さん

24歳・茨城東高等学校出身

  • 3次産業
  • Hope Vol.6
  • 接客業
  • 浴場
  • 男性
  • 茨城県央

お客様が笑顔になった時の達成感。それが仕事の原動力です。

取材者からの紹介

柔和な感じが第一印象の森田さんは、インタビュー中も笑顔を絶やす事のない素敵な男性でした。「周りを明るくする雰囲気」と「細かい心配り」が接客業にぴったりとはまっているように感じました。休日は趣味の釣りに出かけたり、友人と遊んだりと公私ともに充実されています。キラリと光る笑顔で、これからも潮騒の湯のお客様をいい気持ちにされる事でしょう。おすすめの露天風呂、ぜひ行ってみて下さい。

小さい頃から人と接することが大好きで、将来は接客業に就きたいと思っていました。潮騒の湯で働こうと思ったのは、実は一度、客として来たことがきっかけなんです。働いている人たちの雰囲気や接客がとても良くて、感激したことがそもそもの始まり。その後、高校に来ていた求人情報に、以前行ったことのある潮騒の湯が載っているのを見つけて、「これだ!」と思って決めました。とは言っても、友人達が専門学校や大学に進む中で、就職をするという不安も大きかったです。ましてや、接客などのアルバイト経験も無くて、「本当にやっていけるだろうか」という気持ちもありました。入社してすぐは、料理の配膳と片付けが仕事の中心。始めは、右も左もわからず、できることが少ないので、空いている時間に料理のメニューや値段、どういった材料からできているかなどを覚えることに力を入れましたね。定番のメニューと値段を一緒に覚えるのはもちろん、季節によってメニューや仕入れる食材が違うので、それに慣れるまで一カ月はかかりました。そのおかげで、オーダー時、お客様に料理の内容や食材のことを質問されても堂々と説明できるようになりました。職場の先輩たちの支えもあって、配膳やオーダー以外にも1年目からどんどん新しい経験を積んでいく事ができました。今では主任として在庫の管理や発注も任されるようになっています。

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「この仕事において、本当に笑顔が大事だな」と入社してから改めて感じました。例えばプライベートで落ち込むような事があっても、お客様の前でそんな様子を見せてはいけません(お客様を嫌な気持ちにさせてしまいますから)。だから接客ではいつも笑顔を意識しています。笑顔を作るのではなくて、「笑顔になる」という事ですね。自分が笑顔になることで、お客様も笑顔になってくれます。そして、また利用してもらえる、というのはとても嬉しいことです。クレームに対しても同じことが言えるんです。お客様のご意見を真摯に受け止め、最善の対応を施す時にも笑顔を心がけます。お客様が納得されて、最後は笑顔になっていただいた時には、「この仕事をやっていて、本当に良かった」と言う達成感でいっぱいです。

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季節によって様々なお客様と触れ合えるというのも楽しいところです。夏は海水浴に来たご家族や、サーフィンをしに来るお客様がご利用され、冬にはご年配のお客様が多くいらっしゃいます。私が入社する前から常連だったお客様に気に入られるという事も多くありました。最近よくご利用されるようになったお客様から「森田がいないとつまらない」とおっしゃっていただいた事もあります。仲良くなると「お前も飲めよ」といったようにお酒を勧めてくださるお客様もいらっしゃいますね。もちろん仕事中ですのでお付き合いする事はできませんが、本当に嬉しい事です。

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大変な事や辛い事もあります。厨房の床はコンクリートの上にカーペットが貼ってあるつくりで、仕事中は靴を履かずに靴下のみで働くので、立ち仕事が長時間続くと足が痛くなる事があります。たくさんの洗い物などで手が荒れる事もありますね。お客様からの苦言もその一つです。そういった辛さがあってもこの仕事を続けていけるのは、「職場の雰囲気の良さ」と、何より「お客様と接するのが楽しい」という事があるからです。職場の仲間とは家族と同じくらい長い時間を過ごしているので、それだけで自ずと意思の疎通が取れるようになります。いろんなことが吸収できますね。それが接客にも繋がって、人の気持ちを考えながらお客様とも接する事が出来るようになりました。お客様のことを考える時「こういうふうにしたら嫌だろうな」とか、「こういうふうにしたら喜んでもらえるだろうな」とか、その受け止め方を常に意識することで行動も変わってきましたね。足の悪そうなお客様には、すすんで「椅子をお持ちしましょうか」などの声掛けを行うなど、接客業というのは、先に気付くかどうかが大事だと思っています。

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まずは自分のために働く、というのが正直な気持ちです。自分が生きていく事に直結する事ですからね。様々な勉強をしていくのも大切。お客様との接し方や気持ちを考えることなど、学ぶ内容がたくさんあります。働く自分と素の自分のどちらも磨かれていくというのが成長だと私は考えています。将来的には、今以上に後輩達に頼られる人間になりたいです。「自分で何でも出来る」、「たくさんの知識を持っている」など…。そのためにも目標にしている先輩や上司の良い所を参考にチャレンジして行こうと思います。まずはホールの責任者が目標。職場の仲間からもお客様からも信頼されるよう、これからも笑顔を大切に頑張りますよ。

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先輩上司から一言

森田くんは笑顔がいいんですね。お客様からも若いし感じがいいということで、評判ですよ。ただ、若いだけでは、仕事は勤まらないので、今以上に人と接する際のマナー・礼儀に磨きをかけ、お客様の前だけではなく、職場の仲間に対しても発揮できるようになるといいですね。察することや思いやりを持つこともサービス業の場合は大事です。それを肝に置いて仕事に臨めば、もっともっと成長すると思います。

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