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【しごとコレクション】

自分に合いそうな仕事・興味の湧く仕事を集める

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塾講師

あおやぎ ゆか

青柳 友佳さん

24歳・石岡第一高等学校〜茨城大学出身

  • 3次産業
  • Hope Vol.7
  • 塾講師
  • 女性
  • 教育・学習支援
  • 茨城県央

誰かのためになることが自分のやりがいに。人として成長できる学び方を教えていきたい。

取材者からの紹介

思学舎モアの扉を開けたときに出迎えてくださった青柳さんの笑顔に、私は一瞬で引き込まれてしまいました。笑顔が素敵なだけでなく自分の意見もはっきり言える方で、生徒からも頼りがいがあり信頼されているんだろうなと感じました。また周囲の人々との関係や生徒一人ひとりを大事にしている彼女の授業だったら、きっと苦手な科目でも真面目に受けられるんだろうなと思える魅力ある先生です。

効率よく指導するために講師同士で情報は共有

当塾には集団授業・個別授業など様々な種類がありますが、私は現在“モア型”という集団授業と個別授業が一緒になっている教室に所属しています。「得意教科は集団で授業を先取りしたい」「個別では自分の分からないところを重点的にやりたい」など、いろいろな形態でその子に合った授業の取り方ができるところが利点ですね。

学習塾は普通の仕事と違い、基本的には午後から出勤。ミーティングがある場合には、もう少し早い出勤となります。下校後に来塾する生徒たちを迎えるまでの時間は、他の講師たちとその日に受け持つ生徒への対応や確認事項をあらかじめ連絡し合います。学校での授業の進み具合や家での学習時間、テスト範囲などを確認することは、塾で効率よく指導するためには重要なこと。講師同士で情報は共有し合います。そして夕方からは最初の授業がスタートし、授業での生徒対応がメインとなっていきます。

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高校の卒業式(仲間と♪)

教えることって楽しい、誰かの役に立つことの喜び

学生時代から人に教えることが好きでした。個別指導の塾講師のアルバイトをしていたのですが、「分かった」とか「できた」と生徒がすごい笑顔になった瞬間、「教えることって楽しいな」とやりがいを感じたんです。また大学の友人と授業の問題を一緒に解いていたときに「ありがとう」と言われたことで、自分が誰かの役に立つことの喜びを実感したんですよね。学生時代に、誰かに教えたり教え合う機会に恵まれたことが大きい。そこで誰かのためになることが自分のやりがいになっていると気づき、教えることを仕事にしたいと思うようになりました。

大学時代は数学の先生になる勉強もしていたんです。でも学校の先生になると、児童生徒の学習面だけじゃなく、生活面全体も見る必要がありますよね。私は一つのことに集中してしまう性格だと自分で分かっていたので、だったら学習面だけに集中していきたかった。生徒の成績が伸びていくことに一番のやりがいを感じていたので、学習塾に就職することを決めたのです。

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入塾のご案内も仕事の1つ

生徒全員と、そして講師間もコミュニケーションが大切

塾にはいろいろな生徒が来ます。一人ひとり性格も違えば、教科の得意不得意も異なります。生徒それぞれが何を望んでいるのかを把握し、その子にぴったり合った指導ができるよう心がけています。そのために一番大事なことは、生徒とたくさん話すことです。コミュニケーションをとらないと、どんなことを考えているのか、今後どうしていきたいのかを知ることができません。なるべく生徒全員と話せるように、自分から声をかけることを意識していますね。また授業中には生徒の表情をしっかり見るようにして、生徒一人ひとりを常に気にかけるようにしています。しかし意識はしていても、塾の生徒全員を一人で見るのは大変なことです。ですから他の授業の講師などに、授業中に何か気になったことはないかなどの報告をしてもらう時間が重要なのです。自分がカバーしきれない分は、チームワークを活かして連絡し合います。講師間のコミュニケーションも、学習環境を整え、より良い授業を行うためには大切なことですね。

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練習用の問題を作成中

少しでもよい授業ができるよう先輩の授業を見て学ぶ

今までで一番つらかったのは、入社1年目での授業が上手くいかなかったことですね。集団授業では一人ひとりつまずくポイントが異なるので、生徒全員が理解できる授業を行うのがとても難しかったんです。またリーダーシップをとって生徒をまとめあげ、集中できる雰囲気を作り出すのも大変でしたね。少しでもよい授業ができるように、先輩の授業や生徒への対応の仕方などを見て学びました。先輩の授業と比較することで自分の不足しているところを発見できるので、とても参考になりました。

今でも悩んだ時には、すぐに先輩たちに相談するようにしています。自分の中だけでは上手く答えが見つからないので、先輩にアドバイスを求めることで解決策を見つけています。授業に関しても生徒への対応の仕方にしてもまだまだ完璧とは言えないので、どのように改善していけばいいのかは常に考えていることですね。

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答えの導き方は丁寧に

もっと視野を広げていきたい、将来を見据えた学び方を

自分がどう動けば仕事がスムーズに進められるのか、周りの状況を把握しながら動けるようになっていきたいですね。先輩たちを見ると、先を見通しながら順序よく仕事を進めていてとても勉強になります。自分の仕事が終わらないと自分だけではなく周りにも迷惑をかけてしまうので、優先順位に気をつけて仕事をするようにしています。どうしても一つのことに集中してしまうクセがあるので、もっと視野を広げてたくさんのことを見られるようになっていきたいですね。

実際仕事をしてみると、塾の先生は勉強を教えるだけでなく、勉強の進め方や勉強に対する生徒のモチベーションを上げていくことも重要だと感じています。また「テストで絶対に何点とる!」などの目標を決めて、それを達成するにはどうしていけばいいのかを自分で考えられるような自主性を育てることも大切です。それは今だけでなく社会に出ても重要なこと。将来までを見据えた、人として成長できる学び方を生徒たちに教えていければと思っています。

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先輩上司から一言

子どもたちにとって年齢が近くて親しみやすい若手の先生は、入社してからの育成に力を入れています。入社1・2年目の先生でも上手な授業はできますし、私たちにとっては貴重な戦力。会社の中心となって働いてほしいと考えています。そのため若手社員の授業のサポートだけではなく、彼らが子どもたちとコミュニケーションを上手くとれるようなサポートもしています。彼女のすごいところは、自分の感情で人と接しないところですね。疲れた表情などは生徒や保護者の前では絶対に出すことはありません。また仕事を覚えてもらうため授業以外の仕事もたくさん任せていますが、弱音を吐くこともなくしっかりやってくれています。これからも自分の限界を決めずに、「こんなことができるかも、あんなこともできるかも」と可能性を広げて仕事をしていってもらいたいですね。

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