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【しごとコレクション】

自分に合いそうな仕事・興味の湧く仕事を集める

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店長

たじま みゆき

田島 美由紀さん

23歳・石岡商業高等学校出身

  • 3次産業
  • Hope Vol.9
  • 女性
  • 小売
  • 店長
  • 茨城県南

「久月の中でも鹿の子店」。地域から愛されるお店をつくる。

取材者からの紹介

取材をしたのは10月。手作りのハロウィンの飾りつけが店内を彩っていました。どれも丁寧に可愛らしく作られていて、田島さんのお店づくりに対する思いを感じることができました。取材では一つひとつの質問に丁寧に答えてくださり、優しい笑顔から、仕事に対する真剣さが伝わってきました。「地域から愛されるお店にしたい」と話す姿がとてもかっこよかったです。

接客が楽しい!

高校生時代は、勉強や友だちとの遊びに夢中になりながら、一週間に4日程度スーパーでレジのアルバイトをしていました。周りの方も優しく、和気あいあいとした雰囲気のもと楽しかったものです。アルバイトの経験を積んでいく中で、お客様と会話をしながら接客をすることが自分にとって楽しいことだと気づいたんです。なので、卒業後はお客様と直接触れ合うことができる接客業をと思い、久月で働くことに決めました。

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学生時代
高校一年生のとき、文化祭の準備をしている様子です。準備をするのがとっても楽しくて放課後は、ほぼ毎日学校に残って友達とわいわいやりながら取り組んでいました。まさに青春真っ只中でしたね。懐かしい思い出のひとつです。

目で楽しんでもらえる売り場を

今は店長として働いています。店長を任されたときは自分の成長のきっかけにもなると思ったので、素直に嬉しかったですね。同期で既に店長になっていた人もいましたし、いつかは私もなりたいと思っていました。なので、不安もありましたがそれ以上に楽しみの方が大きかったです。どんなお店にしていこうか、どのように愛されるお店を作っていこうか…夢はますます膨らみます。店長の仕事は主に「商品の発注」「陳列」「販売やパートさんへの指導」です。鹿の子店の従業員は私を含めて4人、お盆や年末などの繁忙期以外は毎日2人体制で仕事をしています。商品の陳列やディスプレーはお店ごとに違うので、店長としての大切な仕事のひとつです。目で見て楽しんでもらえるように、季節ごとに工夫しています。季節の行事があるときは、2ヶ月前の月の終わりから準備を始めます。商品の陳列もきれいに、ボリューム良く並べるように心がけています。その月で売りたい商品や、地域限定の商品をどのように並べて、お客様にどのようにおすすめしていこうか、というところも考えながら売り場を作っていきます。売り場が形になったときの「良かったな」という達成感と安堵感は何ともいえませんよ。

久月では地元食材を使用することにこだわっているので、地元の食材に関しての勉強も欠かせません。例えば「れんこんどらやき」の蓮根はどのように作られて、どのように久月まで運ばれて使われるのか、というように…。新しい商品が出るときは、会議で味見をして、おすすめできるようにします。ただ味見をするだけでなく、意見をいうこともあります。従業員の意見もお菓子には反映されるんですよ。

笑顔が大切

心がけていることは一番に笑顔ですね。自分が笑顔だとお客様も笑顔になってくれる…お客様の笑顔を直に見ることが出来るのが、この仕事の魅力のひとつですかね。笑った顔ってやっぱりいいじゃないですか。お客様の笑顔から元気をもらうと、自分自身も頑張らなきゃって思えるんです。何気ない会話も大切です。ご来店いただいたお客様には、少しでも仲良くなれるように「お天気がいいですね」とか、ちょっとした会話をするようにしています。最初は気難しいかなと思った方でも、少しずつ声をかけていけば、私のことも分かってくれて仲良くなれるので嬉しいですね。

また、お客様の目線に立って「その方がどういう買い物をしたいのか」も、日々考えるようにしています。お店にはいろいろなお客様がいらっしゃいます。来客に出すお茶菓子を買いに来る方、結婚記念日のケーキを買う方、それぞれお菓子を買って行く目的が違います。いくら自分が売りたいものをおすすめしても「これはちょっと違うんだ」となっては本末転倒。なので、お客様の用途を予想しながらの接客に努めています。

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お客様からの嬉しい言葉

接客をしていて何より嬉しいことは、お客様が私を信頼してお菓子を買っていってくれることです。後日、改めてお店に来ていただいたときに「この間すすめてくれたたお菓子、おいしかったよ」と言われると仕事のやりがいを感じますし、嬉しくもなります。

私のことを覚えていてくれるお客様の存在はとても心強いものです。嬉しい限りというか、仲良くなったお客様の中には「駐車場に赤い車があったから店長がいると思って来たよ」と言って来てくれたり…。その方は昔からの常連さんで、ちょっと会っただけでいろいろお話しちゃいます。盛り上がりすぎて、長話をしちゃうこともあります。でもこうして話ができるお客さんがいるのは幸せなことだと思いますね。

最初の配属先が鹿の子店で、その後土浦、つくばと転勤して、鹿の子店に戻ってきたときに「帰ってきたんだね」と行ってくれる方もいました。本当に嬉しいです。

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地域に愛されるお店に

今後は現状に満足せずに、今よりももっと愛されるお店にしたいですね。今以上に石岡近辺のお客様から愛されるお店を、どのように作っていくのか常に考えていきたいと思います。「お菓子屋さん」っていったら一番に「久月さん」って言っていただけるような、そして、「久月の中でもやっぱり鹿の子のお店が私は好きだわ」と言っていただけるようなお店にしたいですね。

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私の強み・底力

人を想う気持ちを常に意識しています。接客というものは、お客様と直接向き合う仕事ですから、コミュニケーションの仕方によっては良くも悪くもなってしまいます。私は、お客様の気持ちを人一倍考えることを心がけています。そこが強みなのではと思っています。
心からのおもてなしでお迎えする事が出来れば、お客様も温かい気持ちでお買い物ができます。とっても大切な接客の基本だと思います。もちろん接客だけではなく、周りの人たちとも同じように接していきたいですね。

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