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【しごとコレクション】

自分に合いそうな仕事・興味の湧く仕事を集める

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予備校教務

いしかわ ゆうしょう

石川 勇翔さん

27歳・水戸商業高等学校~千葉商科大学出身

  • 3次産業
  • Hope Vol.9
  • 予備校教務
  • 教育・学習支援
  • 男性
  • 茨城県央

後悔のない人生を歩んでもらうために、最高のアドバイスを提供したい。

取材者からの紹介

誠実で落ち着いた雰囲気の石川さん。生徒の出欠確認や連絡事項の伝達の見学をさせていただいたのですが、会話のキャッチボールが上手く、生徒から大人気でした。小さい頃から野球一筋のスポーツマンで、今でも仲間と野球をしたり、毎日市内をランニングしたりしているそうです。どんな質問にも真剣に答えていただき、一つ一つの言葉に仕事に対する強い責任感を感じ取ることが出来ました。

子どもと関わる喜び

子どもの頃から野球少年で、高校時代もひたすら野球に打ち込んでいました。その時の監督には色々と迷惑ばかりかけていました。なのに…、卒業する時に、「お前の苦労は俺にも分かっていた。ただ、その時にフォローしてやれなかったのは、本当に申し訳無かった」と監督から声を掛けていただいたのです。「監督は私のことをよく見ていてくれたんだ」という、ありがたさでいっぱいになりました。この出来事が、子どもの教育に携わる仕事をしてみたいという思いを強くさせました。大学では教職課程のゼミに所属していました。当時「キッズビジネスタウン」というイベントに運営スタッフとして参加したんです。子どもたちが大学内に街を作り、一市民として仕事を探し、実際に働いて給料を貰い、働くことの楽しさ、税を納めるという社会のしくみを学んでもらうものなんですが、このイベントに関わったことで、子どもと接する楽しさや夢を育てるやり甲斐を実感したのです。

学校ではない場所で子どもと触れ合った経験が心に残り、学校教員には出来ない関わり方の存在を模索しました。その結果が予備校の職員だったのです。

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学生時代
高校まで野球をやってきたので、学生時代の思い出と言えば野球に打ち込んできた日々が印象に残っています。大学では野球を続けませんでしたが、教職のゼミに入り、ゼミで行っていた小学生の職業体験イベントなどに参加していました。

子どもを導く仕事

職務内容は主に高校生に対しての学習指導や進路指導、授業の出欠の確認および連絡事項の伝達です。英語が私の担当教科です。授業で使うテキストの編集やプリントの作成も行っています。学習指導とは、例えば、生徒が「この大学に行くためには、今の2年生の段階でどういった勉強をやっていけばいいですか?」という相談をしに来ます。そこで「ここの大学は自由英作文が出てくるから、文法をきっちり覚えておかなきゃいけないね。ただそれより前に、単語の勉強はしっかり出来ているかな?」「数学の確率や図形は3年生になってから完成させる事も出来るけど、二次関数は2年生でやっておかないと間に合わなくなってしまうよ」などのアドバイスをします。具体的な勉強内容や、今後やるべきことについて細かくプランを立ててサポートしていきます。以前、ある私立大学の推薦入試で合格を目指していた生徒と一緒に、推薦入試の面接練習や志望理由書の作成を行いました。倍率が高く非常に難しい大学でしたが、苦労の末、見事合格!自分の事のように嬉しくて、大手を振って喜び合いましたね。こういう出来事が仕事をする上での大きなやり甲斐となっています。

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現実を見つめる難しさ

他にも保護者や、各高校の進路指導の先生とお話をする機会をいただいています。そこでは、生徒と話す事とは対照的に、より現実的な話をしなければなりません。生徒には「第一志望校に合格するために前を向いて頑張っていこう」と建設的なコミュニケーションをとります。その一方で、状況によってですが、保護者には「頑張った結果が不合格だったときにどうしましょう」と厳しい話をする場合もあります。また、現役合格できなかった生徒に、「滑り止めの大学に行くのか、それとも浪人してもう1年頑張るのか」という、即決が難しい選択へのアドバイスもしていきます。生徒やご家族によっては希望の進路に進めない現実を受け入れることができなかったり、これからの対策や計画の立て方が分からないなど、不安定な状況に直面します。そこで、私たちが今の状況をしっかりと見つめ、その生徒の将来をベストな方向に導けるよう指導しなくてはいけません。そのために、常日頃から進路指導に役立つ知識を積極的に学んでいます。「石川さんに相談にいけば絶対大丈夫だよ。あの人いいアドバイスしてくれるから」とみんなに言ってもらえるようなスタッフになっていきたいですし、ならなければいけません。生徒たちの夢を叶えてあげる事、そして、その夢の実現のためのしっかりとしたプロセスを作ってあげること。それが私の使命だと思っています。

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貪欲さを持って

この仕事には貪欲さが必要だと思います。生徒にアドバイスをするためにも受験に関わるあらゆる知識をプロとして網羅しておかなければいけないですし、大学進学に向けた学習指導をするにしても、学校によって異なる出題傾向を、受験生本人以上に把握しておかなければいけません。情報の収集は本当に大事です。そして、日々その情報は更新されていくため、仕事に関する知識が十分ということはありえません。生徒に納得の行く進路を歩んでもらうためにも、今の自分に満足せずに日々勉強を続けなければならないと思っています。生徒には、「自分が選んだ進路で後悔だけはして欲しくない」「今必死に頑張れば、大学より先の将来にも、その経験が活きていく」というメッセージを伝えたいですね。

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私の強み・底力

生徒との年齢が比較的近いからこそできるコミュニケーションの取り易さ。そこを活かしながら進路指導(今の若者の価値観を汲んで接する)できるのが私の強み。また、学習塾も今の中高生のニーズに合わせたものを提供していかなければなりません。既存のシステムに上乗せした全く新しい提案をするのが若手社員である私の役割の一つだと考えていますし、世代の実情に合わせた提案力が底力と考えています。

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