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【突撃!採用担当】
採用の仕事から求める人物像までを徹底調査!
株式会社丸高商会 管理本部 係長
たかぎ あつみ
高木 厚美さん
茨城県立土浦第二高等学校~東京家政学院大学出身
- 2016年
- 3次産業
- 卸売業
- 女性
- 茨城県南
駄菓子売り場のパイオニア
当社はお菓子の専門商社としてスーパーマーケットを中心にお菓子の卸売を行っております。単純に商品を販売するのではなく、売れるお菓子売り場の企画提案やプライベートブランドの豊富さなど、付加価値を付けることで競合他社との差別化を図っているのが特徴です。主なプライベートブランドには茨城県内のサービスエリアでよくご覧いただける「茨城名物なっとう味スナック」をはじめ、「花筏」というせんべいのブランド、百円均一シリーズや海外からの輸入菓子などがございます。
また、私達がライバルとしているのは全国展開で大量仕入れ大量販売を得意とする大手商社なので、彼らとは違った商品を積極的に提案するようにしています。例えば、駄菓子は単価が安くてかさばるので卸としては非常に効率が悪い商品ですが、豊富な品ぞろえや売り場を楽しく演出することで、安定してお客様を惹きつけることができるカテゴリーです。
最近は多くのスーパーマーケットでお菓子売り場の一角に駄菓子屋風スタイルのコーナーが良く見られますが、これは15年前に当社が仕掛け人になって始めた販売スタイルなんです。このように、売れるお菓子売り場の企画と提案を行うことで、お得意先様の良きアドバイザー・パートナーとして、WIN-WINな関係を築けるように心がけております。
幅広く携われる~中小企業の良さ~
私が担当しているのは総務全般と経理と人事です。それらの業務に加えてプライベートブランドのお客様相談窓口の対応もしております。クレームなどへの対応もありますが、最近はアレルギーの子どもさんも多く、原材料に関するお問い合わせなどもよくいただくので、商品知識がすごく必要とされます。そのため、月に一度は品質管理のコンサルタントをお呼びし、営業と共に勉強会を開くなどして学ぶようにしています。
その他にも月末や月初めは経理の業務の比重が大きくなりますし、採用の時期には合同企業説明会への参加や会社説明会の企画運営、面接も行います。いろんな仕事に携われることで他部署の仕事や全体の流れが分かるので、それが中小企業の良い所だなと思います。
お菓子のプロフェッショナルを目指して
よく「社員の方は皆お菓子好きなんですか?」と聞かれますが、入社される方がお菓子好きかどうかは関係ないです。実際、営業の中にも甘い物が苦手って方はいますし、逆に好きすぎると自分の主観が強く出てしまうので危険かもしれません。
当社で取り扱いのない商品を営業が自ら買い集めてきて社内で食べ比べたり、プライベートブランドの新商品を開発している時には女子社員を集めて試食会をして意見を聞くこともあります。その時に必要なのは、自分の好き嫌いではなく、お客様だったらどう感じていただけるのだろうか?と想像することです。「お菓子を好き」より「お菓子でお客様に喜んでほしい」という気持ちを養うことが大切ですね。営業に限らず、せっかくお菓子屋さんに勤めているのだから、お菓子で世の中を楽しく幸せにしたいという信念を持った“お菓子のプロ”になってほしいと思います。