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【突撃!採用担当】
採用の仕事から求める人物像までを徹底調査!
美和木材協同組合 専務理事
おおもり ゆたか
大森 豊さん
65歳・茨城県立緑岡高校~東京教育大学出身
- 1次産業
- 2016年
- 林業
- 男性
- 茨城県北
“ヒヤリ”を共有して安全性の向上
毎月1日に安全衛生委員会という会議を開いています。それと12日(給料日)にも集まってもらって今度は安全懇談会を開いています。どちらも、事故が起こった例や作業の注意点などの情報を共有し、安全指導を行っています。また、日々作業している中でヒヤっとしたことがあればそれを紙に書いて箱に入れておき、安全懇談会で発表しています。事故にならなかったけど事故になりそうだった事など、その体験を共有して安全指導しています。
現場に行けば、現場ごとに朝礼をやって、その日の仕事内容を確認し、「この現場はこういう危険性がある」などの注意点を共有するミーティングを行っています。事故の報告を通してどこをどんな風に注意すべきなのかがわかるので、みんなに情報を提供してもらい気を付けていこうという姿勢でやっています。
人間的にも目標とされる上司を目指して
私は36年間茨城県庁の林務(※)職員として林業全般の業務に携わり、定年後にこちらの美和木材協同組合に入りました。今までずっと林業に携わってきたので、仕事そのものは大変だと感じていませんが、働いている人の多くが若者ですから、若い人がこれからずっと仕事して生活していけるようにはどうすればいいか考えるのが一番大変で、それが今の私の仕事かなと思っています。
例えば、「生徒が教師を見る目」というのは、非常に厳しいんです。教師がちょっとでもいい加減な事をすれば「あの先生はああいう所がダメ」ってすぐ生徒は見限ってしまうでしょう。会社の上司も同じです。ある程度なんでも対応できないと、新しく入社してきた社員に「口ばかりで何もできないじゃないか」と見下されてしまいますから。ダメ上司にならないよう、さらに言えば人間的にも目標となる上司になれるような言動を心がけています。私自身もこちらに来てから昨年までで4つ資格を取り、作業員の見本となるよう努力しています。
※林務:森林整備や森林計画作成、木材や林業技術に関する試験研究業務、技術の普及・指導等の普及業務など、森林に関する業務のこと。
目標を定める為にいろんな経験をしてほしい
偉そうなことは言えないのですが、これから社会に出る皆さんには若いうちにいろいろな体験をして欲しいなと思いますね。自分で目標を定める場合、いろんな経験を積んだ上で目標を定めた方がその後何か問題があっても揺らがないと思います。親や友達、たくさんの意見も聞いたりして。
人生は一つが全て、絶対ということはないので、私は何か一つの決断を下す際にはいろんな選択肢を考えるんですよ。時と場合によって右に行ったり左に行ったり、人の考えってその時々で変わるものだと思うので、どちらへ転んでも悪い影響がない、対応できるような自分にしておいた方がいいじゃないですか。学生のうちに勉学だけでなく、アルバイトや友人関係など、いろんな体験をしておけば困難な時にいろんな対応ができるようになると思います。
会社概要
- 若手作業員の育成、確保(平均年齢36歳)
- 高性能林業機械の導入(フォワーダ、グラップル、ハーベスタ、ザウルスロボ等30台保有)
- 「ピジョン(株)」の赤ちゃん誕生記念植樹等企業のCSR活動を支援
- 山林での伐採ばかりでなく、宅地周辺の支障木伐倒もきめ細かく対応
会社名 | 美和木材協同組合 |
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設立 | 昭和38年 |
従業員数 | 35名 |
資本金 | 1,000万円 |
代表理事 | 川西 正則 |
事業内容 | 立木・素材等の買取り、素材生産、森林作業全般の請負、オガ粉生産 |
ホームページ | http://miwamoku.net/ |