大塚静夫さん - The TOP ～社長の仕事～

取材時には代表取締役社長を勤め、現在は相談役として活躍されています。

御社は何をしている会社ですか？

私達は警備会社で、施設の警備をする常駐警備、信号が来ると車で現場に駆けつける機械警備、現金輸送の警備、カメラなどの機器工事販売など、大きく4つの事業を中心に事業を展開する総合警備会社です。

私共の親会社が、セントラル警備保障株式会社、そのまた親会社がJR東日本旅客鉄道株式会社なんですね。なので、JR様のお仕事の割合が多いのが大きな特徴だと思います。私達はJR水戸支社様の管轄になるので、常磐線沿線の商業施設の警備、グリーン車におられるグリーンアテンダントの警備が主体になります。他には、水郡線にSL列車が走った際には沿線の臨時警備を担当し、過去には踏切の警備なども任されております。

社長のお仕事はどのような仕事ですか？

全員を同じ方向性にベクトルを合わせられるようにするのがリーダー、社長業だと思うんですね。目標に向かって、期限を決めていつまでに何をやるか、とういことをみんなに徹底しています。「みんなを同じ目的地に向かうバスに乗せる」という仕事が社長業だと思っています。

御社のベクトルとはどういったものですか？

私達は、「茨城県下NO.1の警備会社になろう」という大きな目標がありますので、そのために一番大事にしているのが顧客満足（CS：Customer Satisfaction）です。お客様に満足して頂くと同時に従業員にも満足してもらえるような会社、それで茨城県下NO.1の警備会社になろうという大きな目標を掲げてやっております。

社長に就いたきっかけを教えて下さい。

なかなか難しい質問ですね。サラリーマンになると、経験とともに役職や階級がひとつひとつ上がっていくんですが、嫌なこともいっぱいありますし、先輩、上司から嫌なことをさせられたことも沢山あります。その時に、「自分が偉くなったらそういうことはやりたくない」と思った時、その為にはある程度階段を登っていかなくちゃいけない。そして社長になれば、今まで嫌だと思ったことはさせたくないし、自分の哲学や方針というものをきっちりと決定することができる、いい言葉で言えば自己実現ができる。そして、それに対する責任もとれる、そういう意味で社長になりたいなと思いました。

社長に就いてから今までどのような取組みをしてきましたか？

社内の色々なところに掲示しているのですが、「明るく、楽しく、ダイナミックに！」、特にこの「ダイナミックに！」というのが大事で、明るく楽しくダイナミックに生活もしたいし、仕事もしたいし、経営もやりたいということで、それが一番ですね。「思い切って仕事も遊びもやる」ということに取組んでいます。

それを浸透させる為に、私が社長に就任してから、“DYNAMIC25計画”という5か年計画を立てて実行しています。毎朝、「茨城県下NO.1の警備会社にします」「サービスが先、利益が後を実践します」、「毎日を明るく楽しくダイナミックに過ごします」というこの3つを唱和しています。