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【The TOP ~社長の仕事~】

社長って普段どんな仕事しているの?

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株式会社ユニキャスト 代表取締役

みつぼり ゆうた

三ツ堀 裕太さん

33歳・千葉県立佐原高等学校~茨城大学大学院理工学研究科出身

  • 2015年
  • 2次産業
  • IT
  • 男性
  • 茨城県北

学生時代に会社を立ち上げ、斬新な取り組みを着実に形にしてきている三ツ堀社長。ITに情熱を持ち、その可能性をさらに広げるアイディアもたくさんお持ちでした。そのバイタリティ溢れる姿が多くの若い人を惹きつけているのだと思います。

小学4年生、プログラマーになろうときめた

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小学生の時にドラゴンクエストに出会ったのがきっかけでプログラマーという仕事を知りました。「こんなにシンプルな画面や音楽で何で自分は感動させられてるんだろう」、「これを仕掛けているのは誰なんだ」、と思ったんです。それで学校の先生にドラクエを作っているのは誰なのか聞いたら、プログラマーという仕事があることを教えてもらいました。「なんだそれかっこいいな」と思ったんです。先生に「今それに気が付いているんだったら、君はゲームをやるんじゃなくて作る側にまわりなさい」と言われ、「じゃあそれやる」と決めたのが小学4年生の時でした。

社長としての仕事

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今は主に3つの仕事をしています。
1つは皆の調整役みたいな仕事です。会社ではいろんな仕事が同時に進んでいて、それぞれ忙しいチームや、うまくいっていないチームがあったりするので、社員間やお客様との関係が悪化してしまわないように、ケアが必要なのかどうかを見ています。
2つ目はこれからお付き合いする企業さんに対して、関係を構築して、「こういう仕事をしていきましょう」という話にするところまでの仕事です。そうなれば後は社内でチームを組んで、そのチームがお客様と話を進めていくことになります。
そして3つ目に資金調達ということも今はこつこつやっています。最近は社員数が急速に増えてきているので、今までよりも資金が必要になっています。なので金融機関に自分達の今の業績や今後の展望を説明して、今ならどのくらいの融資枠を用意してもらえそうかというところを普段からあたりをつけておくようにしています。それでいざという時に融資の依頼をしています。

分からないことだらけだった起業当時

大学院生の時に会社を作りましたが、最初は「どうしよう。」と思いました。「なんでこんなことを始めてしまったんだろう。」って。早くプログラムを書いてみたくて、就職までは待ちきれないし、プログラムを書くアルバイトもないし。「それなら会社ごとつくってしまえばいいだろう」という感じで会社を始めました。
ですが、当時は仕事をそんなに取れるわけでもありませんでした。そもそも社会人として働いたことがなかったので、仕事を進めていくための仕組みをまったく分かってなかったんです。一般の企業さんがおっしゃるような見積もりや契約、法律だとか、そういうところが全然分からないまま始めたので、学ばなきゃならないことが多すぎて大変でした。学ばなければいけないことはネットで調べたり、それでも分からないことは本を使って勉強しました。経営者の方たちに伺ってみても口で説明するのは難しいようでしたので。経営の仕組みを学ぶために専門家の方が書いているネットの情報や本を利用して勉強しました。

第一に信頼

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日頃から信頼関係を壊さないように気をつけています。お客様とちゃんと向き合って、いい話も悪い話もしっかりするっていうところを大切にしています。お客様との関係を例にすると、最初に「こういうシステムを作ろう」「予算はこれくらいでできる」「じゃあこれで行きましょう」といってスタートしたとします。でも実際に開発が進んでいくと作るのには半年や1年かかるので、最初の設計と変わってくることがあります。そうすると、時間やお金の話が絡んでくるので、「それをやったら追加で これくらいかかりますよ」っていう話がきちんと出来るかが重要となります。もしもその話をしないまま進んでいくと、最終的には成果物も費用もスケジュールも全然違うものとなり、プロジェクトが失敗してしまうのです。

そうならないように「今回はこれで行きましょう、追加の要望は次のタイミングでやりましょう」って事前にしっかり話をつけて、不明なところをなくしていくようにしています。もちろんお聞きできる要望は可能な限りお答えしますが、これはちょっと別物だなっていう時ははっきりと「これは次回やりましょうね」っていうのをお伝えします。知らないふりをしているとだんだん溝が深くなって修復不能になるので。「うまくいかなくなるかな」ってなったときには、早い段階でこちらからお客様に対しても、社員に対してもコミュニケーションを図るようにしています。

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