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【The TOP ~社長の仕事~】

社長って普段どんな仕事しているの?

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株式会社武井工業所 代表取締役社長

たけい あつし

武井 厚さん

茨城高等学校~早稲田大学大学院アジア太平洋研究科国際経営学専攻修士課程

  • 2016年
  • 2次産業
  • 男性
  • 茨城県南
  • 製造業

ゆるぎなき市場の優位性

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製品は真似しようとすればいくらでも真似できますが、我々はそこにたくさんのスパイスをかけます。例えば坂道に側溝を作る場合、雨水は自然に流せば低い方に流れますよね。でも時には高い方に流したいというニーズもあります。そういう時は深い側溝を入れてその中で坂(雨水を流したい方を低くしたもの)を作るんですが、この作業は今まで現場で職人さんが生コンクリートを側溝の中に打ち込んで行っていました。

それを当社の場合は事前に工場でその形状にし、現場でお客様が並べるだけで希望している方向に水が流れるようにして販売しています。その他にも側溝の角をお客さんの現場に合わせて自在に曲げ、丸くできる様に開発するなど、様々な工夫を繰り返して現在の「ゆるぎなき市場の優位性」を獲得してきました。開発する能力と現場から得た情報を図面に起こす設計部門の力、間違えずに製品を作り、お客様が必要とする時に持っていくという一連の流れが当社は抜きん出ていると思います。

製品説明(PDFファイル/約136KB)

何の為に働いているのか

当社の経営理念は、物的に満たされることももちろん大事だけど、この会社で働けて良かったとそういう風にお互い思えるような会社にしましょうねっていう事を表しているんです。
僕が社長になった時にこれに変更したんですけど、最近は皆物事を考えるときのベースに必ずそれを置いて、まず経営理念にかなっているかどうか考えながら取り組んでくれています。「うちの仕事はコンクリート製品を作る事じゃないよ、安全で快適な社会づくりを正直にやるのが我々の仕事なんだよ」と必ず新入社員には伝えます。目的を忘れない事、何の為に今自分が動いているのか忘れない事はとても大事だと思います。

より多くのステークホルダーの為に

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よくステークホルダー※3って言うじゃないですか、会社は誰のものかって。株主やお客様、社員、一つ一つのステークホルダーについて考えて、どこを幸せにするのが一番他のステークホルダーも幸せにできるのか考えたらやっぱり「社員」なんですよ。社員達に「一生懸命仕事したい」「この会社で自分は成長したい」とか、「仕事を通じてやりがい・生きがいを感じられる」って状態の人が多ければ多いほど、他のステークホルダーにもたくさん恩返し出来るんです。
社員達をないがしろにして他を見ていたら絶対に全て成り立たない。10年後もそういう社員ファーストで物事を考えていきながら「安全で快適な社会づくり」をしていたいですね。

※3 ステークホルダー:企業の経営活動によって直接的・間接的に影響を受ける人々や団体など利害関係者のこと。

会社概要

当社は1939年の創業以来、一貫してプレキャストコンクリート製品を製造・販売するメーカーとして社会インフラの整備に寄与しています。
安定した品質の製品を提供する事で経済活動や市民生活が「安全」に、さらに利用者が「快適」に送れるよう、時代の変化を捉えた製品をこれからも提供してまいります。
また、既存インフラの維持補修による長寿命化事業や経済成長が著しい新興国のインフラ整備に協力する海外事業など、変化を成長機会に変える事業を展開してまいります。

会社名 株式会社武井工業所
設立 昭和31年
従業員数 227名
資本金 5億2,232万3,400円
事業内容 プレキャストコンクリート製品の製造・販売
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